無意味の中から有意義を見出す。
20代の頃、黒帯を取って直ぐに空手の道場の寮に住込んで三年間の内弟子修行をしていました。
内弟子になった当初、内弟子になったら三年間毎日のように師範(自分のお師匠さん)から世界大会や全日本大会で優勝できるぐらい強くなるために、空手の稽古をつけて頂けると思ってたんですが...
ほとんど稽古はつけてもらえずに自分で練習メニューを考えてひとりで自主稽古や筋トレ、ロードワーク等に励みあとはひたすら来る日も来る日も道場の掃除や雑用ばかりの毎日でした...
そんな日々にだんだんとストレスが溜まっていたある日、いつものように道場の掃除をしていた時...
いったいなんのために内弟子になったんだろう?
いったい何をやっているんだろう?
こんなことをしていてもなんの意味もない!
っとバカバカしくなってしまい掃除を途中でほったらかしてひとりぼっちのガラーンとした道場に座り込んでしばらくボーっとしていた時。
俺が毎日道場をきれいに掃除しているからみんなが気持ちよく稽古ができる!
俺が毎日掃除を頑張ってるから道場が清潔に保たれている!
となぜか急に思えるようになりました。
その時に
無意味なように思えることでもその中に意義を見出せるかどうか、無意味なことの中に有意義を見つけられる人間になれるかどうかが大切なのだということに気付いた気がします!
まぁ~自分のお師匠さんが自分にそういうことを気付かせるためにそうしたのかどうかは知りませんけどね!笑笑